プレイ環境の改善について

まずは、プレイのペースや、使い勝手面の話です。

本タイトルの遊び方は人それぞれあるとは思いますが、大別すると下記の4つを自分のペースや仲間のペースに合わせてプレイされているはずです。
※育成やギルドバトルなどは除きます

1) 日課系コンテンツを消化する
2) ギルドダンジョンを消化する
3) 周回を仕掛けて収穫を待つ
4) 地図などを自由にプレイする

それぞれのプレイ環境の改善を行いたいと思いますが、直近では1と4についての改善を考えています。

1) 日課系コンテンツを消化する
大枠としては、日課系コンテンツの消化に要する時間を圧縮して、その他のコンテンツに使える時間を増やそうというコンセプトです。

・スキップ機能の実装
コンテンツも増えてきて、日課系のコンテンツだけでそれなりに時間が必要な状況になってきました。こちらは順次改善を考えていますが、取り急ぎ一部ダンジョンのバトルを省略できる「スキップ」の仕組みを考えています。

・プレイ可能時間の拡大
「剣戟の戦場跡」については挑戦可能な時間帯の拡大(6時〜24時いつでもプレイ可能)、「幻惑の宝物庫」については、フィーバー時間帯の拡大(朝を6時から、昼を14時まで1時間ずつ拡大)をしても良い時期だと考えています。時間は現在検討中のため変更になる可能性があります。

・プレイ量の削減
「剣戟の戦場跡」および「天空闘技場」を対象に、プレイ回数による負担の軽減も検討しています。ざっくりですが、プレイ回数が半分で報酬は2倍になるようなイメージで考えています。

・操作の簡略化
イベントで登場する「すごろく」や「ルーレット」について回しきるのにかなり時間と労力を要求する状況となっているため、まとめて回せるような仕組みを考えています。

・その他(番外編)
「天空闘技場」については、上記観点とは別に、勝敗によるポイントの均一化と、週間最高到達順位報酬の追加を検討しています。

現在の仕様は、闘技場ポイントの獲得による闘技場ランクアップの重要度が非常に高い中、勝利時の闘技場ポイントの獲得量が敗北時より多くなっています。そのため、最適なプレイスタイルは「自分の順位をあげずに=自分の順位より低くて、絶対に勝てる相手を見つけて消化試合を行う」こととなっています。

これは、ゲーム性よりも作業感が強くでてしまう結果となります。

勝敗によるポイントの均一化と、週間最高到達順位報酬の追加を行うことで、思い切って上位を目指すことを楽しむプレイスタイルをとることができます。順位報酬は名誉色を強めに出す想定ですので、今まで通りの遊び方でも損をするような感じにはならないと思います。

4) 地図などを自由にプレイする
地図は、おしゃれ装備や、アクセサリ、育成素材など様々なアイテムが獲得できるコンテンツです。

育成やおしゃれに欠かせないものではあるものの、種類も多くなってきたため、地図集めのためにあちらこちらをプレイする手間があったり、そもそもどの地図がどこで手に入るか探すのも大変だったり、必要がなくなった地図がインベントリ内にたくさん溜まったりなどと、少し遊びにくい状態になってきました。

現在検討しているのは「地図交換所」なるもので、使わない地図を他の地図と交換する機能になります。古紙をトイレットペーパーに交換する感じでしょうか(違う？)。

ギルドバトル「血洛の贄」のあり方

ギルドバトル「血洛の贄」3ヶ月のβ期間を経て正式版になり、血洛の数も追加しバトルを経験した方も徐々に増えてきています。

それ自体は喜ばしいことですが、別の問題も顕在化してきたと感じています。
具体的には、プレイヤー間の戦闘力の乖離が大きくなりすぎて、「血洛の贄」を楽しむのが難しいケースが発生し始めていることです。

本来は、戦略・戦術性を楽しんでいただくことを第一義として設計したコンテンツですが、戦闘力差が大きくなりすぎることで、戦略や戦術に関わらず一方的に勝敗が決まってしまう状況になりえます。

こうなると、対戦相手がエントリーしてくれなくなったり、仮にマッチが成立しても一方的なバトルとなり双方本来の楽しみ方ができないという状況になってしまいます。

以前のお便りでも記載の通り、練習試合という方式で入札・盟主などの仕組みに依存しない気軽なバトルや、そもそも能力値を均一化した練習試合を作るということも考えましたが、大規模な開発となり時間的にもすぐには準備でません。

そんな中、プレイヤーの皆さま達から「戦闘力の上限を制限する方式はどうか？」というご提案をいただきました。

これであれば現実的な時間軸で提供が可能で、純粋にギルドバトル中の戦術 + 制限戦闘力内での装備やジョブ選びという新しい遊びをお楽しみいただけるのではないかと感じました。

イメージ的には、バトル開始時のバトルフィールドへの入場段階で基準戦闘力を超えている場合は入場できないというような単純な制約をかけることを考えています。

また、そのような形を希望する皆さまとそうではない皆さまがいらっしゃると思いますので、一部の血洛にのみ導入するような方向で検討を進めています。

新規プレイヤーの皆さまの支援強化

おかげさまで、リリースから10ヶ月を経過した現在も、新しいプレイヤーの皆さまが日々De:Litheの世界に参加されています。

何度か開発・運営だよりにも書いてきた通り、新規プレイヤーの皆さまがスムーズに楽しんでいただけるようになる道筋をどうやって作るかということにいまも頭を悩ましています。ルールのわかりにくさ、要素やコンテンツの多さ、初見では分かりづらいUIやUXの問題など一朝一夕に解決できない課題が山積みです。

まずは、課題を2つに絞り込み対策を行いたいと思っています。

1) 先輩プレイヤーの皆さんに追いつくのが大変な点
日々の積み上げにより育った先輩方に追いつくのはなかなかに大変です。これまでもいくつかの支援を行ってきたのですが、その範囲と規模をさらに拡大していくつもりです。

細かい調整項目がたくさんありますので、全てを列挙できないですが主なところでいうと、メタプルゥ帽の効果範囲の拡大と倍増や、Lvあげをさらに加速させるための設定、序盤での配布素材量の緩和などになります。

2) 楽しさを理解するまでの道のりが長い点
今までも、公認攻略サイトであるアルテマさんへのリンクを設置したり、ゆんゆんさんに作っていただいた初心者向けの手引きをご紹介したり、数多くのプレイヤーの皆さんが紹介・支援系の動画などを作成くださったりなど、支援する情報はかなり充実してきたと思います。

ただ、情報の充実だけでカバーするのは限界を感じており、ここから先は、先輩プレイヤーの皆さんのさらなるお力添えをお願いしたいのです。具体的には、ギルドに入った新規プレイヤーの皆さまに楽しみ方を教えてあげたり、各種支援をしたりしててほしいです。

そんな中、現状それをやろうとしたときに、ギルドチャットの存在に気づいてもらえない、故に、支援しようとして呼びかけても返事がもらえないということが度々起きていると考えています。

それを改善するために、何らかの形でチャットにメンション機能(SNS等で使われる @ニックネーム等で文章内に特定の相手を指し示していることを明示する機能)を導入するのが良いのではないかと思っています。

メンションされる、明らかに自分に対してメッセージが届いていることがわかるような表現がなされ、よっぽどのことが無い限り気づくという作戦です。

ぜったいチャットなんてしたくない！って方もいらっしゃるはずなので、その辺の配慮もしつつです。少なくとも、積極的に楽しみたいという方には確実にメッセージが届くようになるはずです。

あわせて、ギルド掲示板の書き込み内容をギルドチャット内上部に固定表示する機能なども検討しています。ギルドの基本方針やルールなどの周知などをチャットに集約していこうという考え方です。

という具合に、色々と考えておりますので、実装完了のあかつきには、先輩プレイヤーの皆さまにはお手数ですが、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。